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  be known to/as/for/by

 

受動態を習ったときの、「前置詞がbyにならない例外」の1つとしてよく取り上げられる今回の熟語について、理解の仕方について説明していきます

 

その前に、予備知識としてこちらの記事を読んでください

 

読みましたか?

これで、「受動態のときに後ろに続く前置詞はby」というルールがあるわけではなく、自分の気持ちを正しい英語で伝えるために毎回適した前置詞が選ばれている、ということがわかったと思います

 

では、本題です

まず辞書的な訳語を載せておきます

 

be known to ~=~(人)に知られている

ex. He is a doctor known to the vilagers=彼は村人に知られている医者だ

be known as ~=~として知られている

ex. They are known as a good food company=彼らは良い食品会社として知られている

be known for ~=~(原因・特徴)で知られている

ex. Darwin is best known for his theory of evolution bu natural selection=ダーウィンは自然淘汰による進化論で最もよく知られている

be known by ~=~によって判断される

ex. (諺)A man is known by the company he keeps=人はその友人で判断される

 

まず、簡単なbe known asから片付けます

リンクを貼った記事を読んでもらったのでわかると思いますが、受動態で「by 行為者」は必要な場合にのみ付ける、ということです

be known asはまさにこのルールにのっとって、by以下を書いていないだけです

一見be known asと見えますがbe known / as句 なんですね

A know B as Cの受動態としてB is known as C (by A)ということですね

as~=「~として」というのは多くの人が知っていると思いますしregardなど他の多くの動詞でも同じように使われます

 

次に、be known forです

こちらもbe known asと同様に、必要がないため「by 行為者」がないのでbe known / for句 と考えてください

よく混同されるtoのイメージは「→○」に対して、forのイメージは「→ ○」です

for以下にbe known という動詞の→が向いています

toのように到達点は含まれず、気持ち的に→が向いているので、文法的には「原因・理由のfor」と言われます

同じ種類のforに、be famous for~=「~で有名である」≒ be well-known forがあります

 

be known byも受動態のように見えますが、be known / by句 と考えてください

byには、I go to school by busのように手段・方法を表せますので、そのbyですよね

 

一番上のbe known toを説明するのが一番難しいんですよね・・・

学校では、ただ「knowが受動態になるとbyじゃなくてtoだ」と暗記させられました

これは不親切すぎます

 

少し詳しく説明しているサイトなどでは「toという前置詞は対象を指し示す『→○』とイメージすれば良いから、be known(知られる)の対象となる人などが後に続けばtoを使うことになる」のように説明します

これは結構いい線を行っています

日本人が理屈でbe known toを理解しようとするなら、これ以上の説明をすると混乱を招く場合もあるので、この説明で理解できればOKです

 

ちょっと今は時間がないので、続きは明日の朝に書きますね

 

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