would と used to
この2つはどちらも「~したものだった」などと訳せますが、使い方が違います
would
EX.When I was young, I would often go fishing in the river.
=若い頃は、よく川に釣りをしに行ったものだった
過去の習慣を表します
やはり主語の意思を表すwillの過去形ですから、懐古的・感傷的な使われ方をし、またoften,alwaysなどの頻度の多さを表す副詞句も入ってくることが多いです
used to
EX.I used to play for Giants
=昔はジャイアンツでプレイしていた
こちらもwouldと同じような訳になりますが、決定的に違うのが、wouldは懐古的に思い出しているだけなのに対して、used toは現在と過去が対比されているということです
つまり、例文で"I"は現在ジャイアンツでプレイしていません
また、used toの現在と過去の対比は状態を表すのにも使えます
EX.There used to be a movie theater here.
=前はここに映画館があったんだ
この、直後に状態動詞が来る場合、wouldは置けません
wouldはあくまで「意思」を表すもので、過去の状態は単なる事実です
ちなみにused toは一応動詞扱いなので、疑問文・否定文の時は普通にDid you~などで初め、大過去であってもused toのまま使います
そして、これはwouldにもused toにも当てはまるんですが、for five yearsやthree timesなどの過去を具体化する数値のようなものとは一緒に使えません
こういう過去に重点を置いた文章では単純に過去形が使われます
同じルールは完了形にも当てはまりますよね
また受験では良く、このused toに似た形の意味のない引っ掛け問題が出てきます
be used to doing=~することに慣れている
同じような意味でbe accustomed to doingがあるが、かたい表現です
be used to do=~するために使われる
受動態に、不定詞の目的用法がくっついているだけの、まさに引っ掛けという形ですね
こういう意地悪で自己満な問題を出すから日本の学生が英語嫌いになるんだろが・・・