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  「独裁者/The Great Dictator」 by チャップリン

 

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画像引用先:http://www.vulture.com/2014/12/charlie-chaplin-great-dictator-history.html

 

皆さんも「チャールズ・チャップリン」という名前を一度は聞いたことがあると思います。

20世紀にアメリカで活躍したイギリス人コメディアン(俳優、脚本家、映画監督なども)で、数多くの傑作コメディ映画を生み出したことから「喜劇王」の名で知られています。

「喜劇王」と聞くと、「面白コメディばかり制作していたのでは」と想像してしまいますが、彼の生きた時代は2度の世界大戦が起こるなどまさに激動の時代であり、多くの社会的問題も存在していたので、彼の作品にはそれらを風刺した作品が多くあります。

 

今回紹介するのは、そんな社会風刺作品の一つである「独裁者」です(原題は"The Great Dictator")。

 

彼の生きた時代の独裁者と言えば、ナチスを率いたアドルフ・ヒトラーがいます。

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画像引用先http://indypolitics.org/2016/03/18/indiana-senate-candidate-writings-call-hitler-a-great-leader/

 

詳しい内容は独裁者 (映画) - Wikipediaなどを見てもらえれば良いのですが、この作品の終盤で、主人公である床屋のチャーリーと、当時の独裁者のアデノイド・ヒンケル(明らかにヒトラーがモデル)が、顔が似ていたことなどから兵士たちに間違われ、二人の立場は偶然入れ替わってしまいます(チャップリンが1人2役でチャーリー/ヒンケルを演じています)。そして、ラストシーンの侵略先での演説において、チャーリーは本来のヒンケルとは正反対の「人種の壁を越えた協調・融和」を訴えます。

 

その演説部分をなかなか感動的に編集した動画がコチラ。

www.youtube.com

無編集版:https://www.youtube.com/watch?v=J7GY1Xg6X20

映画全編:https://www.youtube.com/watch?v=yPQKFDf2BEM

 

●対訳などを掲載しているサイト

「史上最高のスピーチ」|グローバルに波乱万丈

チャップリンの演説『独裁者』で英語学習(日英対訳)|英語講師 清田将吾 「English is FUN !」

 

"Fight For Liberty"というセリフで気付いた方もいるかと思いますが、転職サービスDODAのCMにもこの演説の一部が使用されいてます。

この作品が公開されたのは1940年ですから、まさに第二次世界大戦の真っ只中にヒトラーをパロディにした作品を制作した、というわけです。凄いですよねw

実際この映画は、内容が内容なだけに日本などの一部の国では上映禁止となるなど、アメリカ国内外でも色々と物議を醸しました。

 

調べていて分かったことなんですが、チャプリンが日本と縁のある人物だったことには驚きましたね。18年間秘書は日本人だったり、トレードマークのステッキは滋賀の特産品を使用していたり、五・一五事件で暗殺計画が練られていたりと。

www.youtube.com

トリビアの泉でも取り上げられていますが、この番組はやっぱり最高w

 

では、今日はこの辺で(´∀`*)ノシ バイバイ